電気二輪車、小型EV、EVの各種コンセプト車両、トラックやバスのEV化などを手掛ける東京アールアンドデーでは、これまでの30年間に100種類ものEVを開発してきた企業で、自治体の実証実験にEVを提供するなどの実績がある。また、バッテリー交換式のタクシーやバスを開発・製造し、実際に企業や海外で運行されている。
タクシーは都内で運行されており、バッテリーを交換することで終日EVでの運行が可能だ。また、バッテリーの交換に要する時間は5分程度で、ガソリンの給油と変わらない利便性も実現している。
バスは、台湾の数カ所で試験運行が行われている。12mクラスの路線バスに約25KWhのバッテリーパックを4〜6個搭載し、100〜150kmの走行が可能だ。そして、バッテリーを交換することで連続運行が可能となる。ちなみに宮下氏によると、台湾政府は2020年までに1000台のEVバスの導入目標が発表されたという。宮下氏は、「台湾における当社のバッテリー交換式EVバスは試験段階だが、実用化に向けて開発を急進させる」と話す。